秋です。
暦のうえでは8/7日の立秋(鼻の日)からすでに秋とはいいながら。
春についで秋が好きです、新人staffです。
風に秋の気配を感じたせいか、
親友が運命の彼に別れを告げられてしまったからか、
インド北部で結婚式の一団を乗せたバスが鉄砲水に流されたニュースを読んでしまったからなのか…
こころが乱れています。
忙しさを言い訳になんと2ヶ月も更新をさぼってしまいました。
夏には勢いがおりますから、
キャンペーンやら出荷やらお詫びやら、海にプールにビアホールやら神宮の野球観戦、BBQやら送別会、出産祝い、還暦祝いそして棚卸し…
あっ
という間に過ぎ去りました。
夏の日差しの勢いにまかせて何にも考えず走っていたのに。
秋の気配に立ち止まってしまいました。
季節の変わり目は生き物に少なくない影響を与えます。
それは特に乙女に顕著であると考えます。
肌がごわごわしています。
今年は肌に日焼け止めを塗らなかったのに。
肌がごわごわしています。これぞ夏のダメージ。
しかしダメージをケアする暇もなかった。
最近ネイルをさぼっている。
美容院にもいってない。
そういえば石鹸シャンプーに加えてお湯シャンを実践してからというもの、
頭をいつ洗ったか覚えていられない。
今朝は歯を磨いたかしら…。
ぱんつははいてるよね?
そういうことをふと、考えさせられるのがこの秋の風です。
なぜ日焼け止めを塗らなかったかというと人工的だからです。
先祖が昔からしてきたように、今年の夏は樹木や葉っぱの影に寄って日差しを避けようと決めたのでした。
とはいえ浮かれて海で遊んだ日には、水着のあとが真っ赤になりました。(モイストウォーターのコットンパックとバスソルトのお風呂が日焼け肌を整えてくれたのでなんとかもとにもどりましたが)
思い返せば今年の夏は悲しいニュースが大変多く聞かれましたね。
昔よりそうした出来事が悲しく心に届くのは私が年をとったせいでしょうか。
危険な場所でむやみにキャンプや水遊びをしないでほしい。
過去に津波や土砂崩れが起きたような危険な土地を誰かに売らないでほしい。
じぶんだったら食べないものを大好きなナゲットやチキンに混ぜないでほしい。
廃人ドラッグを摂取した後でや、海で12時間お酒を飲んだ後で車を運転しないでほしい。
「人を殺したい」という少女を一人ぼっちでほっとかないでほしい。
蚊と一緒に殺された公園の虫や植物の気持ちも考えてほしい。
もっともっともっと地球や水やごみのことを考えてほしい。
この夏おきたいろいろな事件を思い出したらどんどん悲しくなってきてしまいました。
いったいこんな世界で、わたしたちのこどものこどものこどもは幸せに人生を送ることができるのでしょうか。
ああ秋の風のせいでひどい気持ちになってしまった。
いつもこんな気分にさせられるから、やっぱり秋なんかより春のほうがずっと好きです。
「きょうは帰ろう」
と思ったそのとき。
「無事、産まれたよ」
と連絡がきました。
おとめごころは秋の空。
3238gの小さな命は、秋風にみだされた乙女ごころを
一瞬にして喜びのキタキタダンスを踊るおばさんごころにしてくれました。
この先何年もこの子が産まれたこの日を思い出すから、やっぱり秋も好きかもしれない。
泣いたり笑ったり、死んだり生まれたり。
ひとの一生はつくづくいろいろなことが起きるけれど
この小さな命が大きくなっても子供や孫たちとずっと幸せでいられるように、
いまできることを少しずつ、あきらめずにがんばろうと思う秋の夜でした。