地球温暖化対策として鳩山由紀夫首相が二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの排出量を「2020(平成32)年までに1990年比で25%削減する」と国連で表明したそうですね。
とても、批判が多いようです。
わたしは、少し変わった意見かもしれませんが、今までの日本は環境に関しては特に後進国と思っていますので、
本当に出来ることの全てをやった上で、出来るのか、出来ないのか知りたいと考えています。
これまでの環境のシステムでは、リデュース(ゴミの削減)も、リユース(再使用)、リサイクル(再利用)のどれをとっても中途半端で、ファッションやブームのように、「なんとなくやってみている」だけで根本的な解決に至る制度の構築がなかったように思います。
まじめに、分別をしていたのに、リサイクルゴミも結局燃やされているなんて
「ばからしいから、分別やめよう。」という声、たまに聞きます。
でも、それは自治体によっては「仕方なく」そういう場合もある、というだけのことですので、まだ分別を定めている地域では、ゴミの収集所の人が、「手作業で」「まじめに、こつこつと」分別をしている現実があります。
わたしは、以前たまたま見に行く機会がありましたので、その手作業の大変さに驚きました。
「働いている人たちに悪いので、ちゃんと分別しよう」。その時、そう決心しました。
環境先進国といわれるドイツでは、
企業が商品を作る段階で、リユースしやすい素材、リサイクルしやすい素材を使ったものづくりをしているといいます。
商品を作ったメーカーがゴミも回収し、最終的なゴミの行方までを責任を持ってもらう制度です。
お金の負担も基本的にはメーカーが行います。
ですので、メーカーも本気になって循環システムを作ろうとし、
本当の意味での循環システムが構築されるそうです。
また回収の際に、消費者に対してもデポジット制度という、容器を返却するとお金をもらえるシステムが構築されています。
消費者にとっては、結構まとまったお金が返ってくるので面倒でなく、むしろすすんで回収に協力するそうです。
日本は、作るのはメーカー、使うのは消費者、最終的には自治体がしますので、
すべてがばらばらに動いています。
日本も、もっと根本的な取り組みをしたらいいのにとずっと思っていました。
私が、今出来るかも知れないことは、アクアヴィを次に作る際に、そこを踏まえた商品作りをすることです。日本の場合は、瓶製のものを使うことが一番リサイクルしやすいようです。
容器メーカーに問い合わせたところ、リサイクルプラスチック、リサイクルPETはまだまだ製造していないそうです。需要も無いのですね。
リサイクルを循環させるには、買う人、使う人、が不可欠です。
ですから、価格の問題もありますが、出来れば循環のためにそういうものを率先して使いたいと思っています。
そのほかにも、まだ温暖化防止のためには出来ることが色々あるはずです。
エアコンの設定温度や、風の通る都市づくり。
クールビズの普及。
太陽光発電の普及。広葉樹や松などの植林。
ビルの屋上や壁の緑化。
土地の利用方法についても、税制などを含め色んな制度が変われば
もっと緑のある街づくりのために何か出来るように思います。
きっと日本には、もっと出来ることがあると思うのです。
これらを実行することが、本当に難しいのか、机上論でしかないのか。
そうは言っても、すぐに沈んでしまいそうな国もあるし、
モンゴルも永久凍土の減少による砂漠化がおこりそうですし、
北極の氷も解け、ヒマラヤの氷河も溶けそうです。
わたしは、自分の孫の世代がきちんと暮らせているかとても不安です。
平井先生も言っていましたが
「デイアフタートゥモロー」のようなことも、本当に起こるかもしれません。
わたし達は、出来る限りのことをして、食い止める必要があると思います。
今の現実としては、「沈みそうな国の人々」も「未来の子供達」も、地球にすむ「他の動植物たち」も
私達、先進国のしてきた「大量消費・大量廃棄」のせいで被害をこうむっていると私は思います。
ですから、わたしも暮らしの中で、出来ることはやろう、と思ってきました。
政府も出来る限りのことを制度として、構築して欲しいと思います。
「命」に関わることですので。
今まで期待したことが一度も無かったですが、民主党になって、最近すこしづつ期待しています。
なんとか、「温暖化が止まって欲しい」そう願っています。
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