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    名前:AQUAVI 新人 staff
    性別:女性
    趣味:読書・海へ行くこと

    東京在住。かに座。A型。実家暮らし。トマトが大好物。
    ぷー君のような犬がほしい。
    LOHASで素敵な大人の女性に憧れている。

    ▼前担当者
    (2008年6月~2013年7月迄)

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    名前:AQUAVI staff うえむら
    性別:女性
    岩手県出身。かに座。30代。
    ワンパク犬ぷー君と同居。

    現在、2人と1匹のペンション暮らしを計画中☆

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警戒区域のこと

何を書くか、ずっと悩みました。
たのしいことを書いても、暗いことを書いても、
今は、何がこの状況に沿うのか、、、
分からなかったものですから。

会社のブログですから、
プーくんは登場し、実家も登場しても
本当に個人的な細かいことまで書かないように気をつけてきました。
けど、今日はあえて正直に
警戒区域について書いてみようと思います。

警戒区域の話が出て、どうしてもっと早い有効な手立てが打てなかったものかと
言葉にならない怒りの様なものがこみ上げてきました。
津波の被害を受け、それだけでも計り知れないしんどい思いをしてらっしゃるのに、、

今回の原発は、特に政府による「人災」に思えてなりません。。

以下に書きますが、私が深く思いを巡らせられるのが畜産なのですが
それぞれの方は私の想像し得ないふかい苦しみの中に
きっといらっしゃると思います。
それなのに、どうしてこんなに追い討ちをかけるようなことばかり‥


私はこの「警戒区域」の話が出て
取り残される動物と飼育されてきた方の無念を思って
昨日は無念さと、激しい憤りを感じました。

もう少し「早く」どうにかならなかったのでしょうか。

飼育されてきた方は、どんなにやるせない、悔しい、悲しい気持ちでしょうか。
しょうがないなんて言葉では済まされません。


実は、私の実家は養豚場です。
1000頭くらい飼っています。

父が昔、ガンになってしまったことがありましたので(幸い治りましたが)
私も26才の約1年間、東京から岩手に戻って養豚をしました。

私の父も母もとても動物好きです。

もちろんペットのように可愛がることはむずかしいですが
一緒にいる間は出来るだけ愛情を注ぎます。
元気に健やかにくらして欲しいと思っています。

動物好きで、愛情をしっかり注げる人、
そして職人気質でなければ、この仕事は務まりません。

相手は生き物ですから、同じ時間に朝・晩、ご飯を食べますし
朝早く同じ時間に起き、同じ時間にご飯をたべさせ
毎日掃除をします。
毎日掃除をしないと追いつきません。

相手は可愛い生き物ですから、それぞれの生き物としての
ドラマがあり、毎日生き物が生まれ、弱い子は手をつくしても死んでしまいます。
けれど、私たちは出来るだけその子が生きられるよう努力し、
元気に生きていけるように手をかけ、毎日見守ります。

その子が、いつかは死んでしまい、「豚肉」として売られることに
葛藤もあります。

可愛がっていた子が出荷時に逃げ回ることもあります。
やはり、そういう時は苦しいです。

けれど、お店に並んでいるものが、本当は生き生きと生きていた生き物であった
ということを、実感として、現実として受け入れて
感謝して、頂いています。

本当は、パックで売られている「豚肉」は、どの豚肉もそういう血のかよった生き物です。
牛だって、鳥だって、そうです。
ただのパックの「豚肉」じゃありません。
アフリカなどには、今も自分で大切に豚や羊を飼い、自分でさばき、命に感謝して頂いている部族もいると思います。
その方が、パックの「豚肉」よりもずっと、ずっと現実です。

私は、動物は好きですが、職人気質ではありません。
毎日を大切にとにかく、コツコツと父と母は重労働をしています。
決して、休むことは出来ません。
私は手伝うことは大好きです。
大人になって、ほんの数回ですが、両親の代わりに養豚をして旅行をしてもらえるようにもなりました。
離乳や、注射、種付けなどがまだまだ分からないので、まだ沢山の時間休んでもらうことまでは出来ていません。
まだまだ足りないと思っています。
豚はとても可愛いですし、肉体労働も大好きです。
けれど、ずっと続けられるかというと、、難しいです。
小さい頃から、父と母と同じようには生きられない、と思ってきました。
そして、決してまねできない、すごい仕事をしていると思っています。
尊敬しています。

そのように、一生懸命、心を尽くして働いてきた方でなければ
動物を飼うことができません。

今回の震災で、岩手への物流がストップしました。
電気もしばらく通らず、ガソリンもなかったので餌が来ず
両親はへとへとになって働きました。

きっと、みなさん、そうされたのだと思います。

それなのに、
なぜ、何の手立てもなく、避難をさせることもせず
急に警戒区域だなんて決めたのでしょうか。

もう少し、知恵はなかったのでしょうか。

全てが後手後手で、その地域の方々の無念さは
政府には本当に分かってもらえているのでしょうか。
とても疑問です。
心のやり場が無いですよね。

今の政府は本当に頼りないです。
どうにかならないのでしょうか。

もっと、親身に心を尽くせば
もっときちんとしたことが出来たはずだと思います。
これからでも、出来るはずだと思います。

餓死だなんで、一番最悪です。
心を尽くして欲しいです。
まだ生きているんですから。

4/24 
飼い主の許可があれば殺処分が出来ることに決まりました。
畜産の方々は、「餓死」「共食い」などよりは、
せめて殺処分の方がまだ「まし」と思っていることと思います。
これ以上、苦しんで欲しくないです。