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スキンケアコラム

「ねばねば」はなんで体によいの?

食欲がないと食べたくなるもの、、、
そばやうどん、冷やし中華などののどごしのよいサッパリした麺類。
そばやうどんに、オクラや山芋、納豆などをいれたねばねばの和え物にすこしのわさびや生姜、めんつゆ、海苔などをいれて、のどごしよくさっぱりと頂きたいですね。

日本人であれば、「ねばねば」のもの、「納豆」「オクラ」「モロヘイヤ」「サトイモ」「ナガイモ」「つるむらさき」「もずく」「昆布」と聞けば、健康になれる食べ物という印象はつよいはず。
どうしてなのか、までは分からなくても、そういうものだとおもっています。

では、どうしてそう言えるのでしょうか?
今回は、その「ねばねば」のなぞにせまってみました。


ヌルヌルの正体は水溶性食物繊維

イメージ図 ヤマイモ、オクラ、モロヘイヤ、もずく、昆布、納豆などの食材に含まれる「ねばねば」「ヌルヌル」正体は粘液多糖類とよばれる水溶性食物繊維。

水溶性食物繊維のなかでも食品ごとにムチン、フコイダン、アルギン酸などの種類がさまざまにあって、どれも健康維持におおきな働きをすることがわかっています。


【水溶性食物繊維の一例】

ムチン アルギン酸 フコイダン
やまいも、オクラ、納豆などに含まれる もずくやわかめ、昆布などに含まれる もずくやわかめ、昆布などに含まれる
ムコ多糖たんぱく質と糖たんぱく質の混合物 海中に含まれるさまざまなミネラルと結合し、ゆるやかなゼリー状態になっている。カリウムが含まれる ヌメリ成分
細胞と細胞をつなぐ保水力をもち、胃の粘膜を保護。 体内の塩分(ナトリウム)を吸着して血圧をさげるほか、高血圧を抑制する効果があります。 胃の不貞愁訴(※)を改善したり、胃潰瘍や胃ガンの原因菌といわれるピロリ菌を抑制する働きがあります。

(※)何となく体調が悪いという自覚症状。原因不明の身体の不調のこと。


食物繊維ときくと、「繊維」とつくのでスジっぽいイメージがあるかもしれませんが、水溶性植物繊維は、水に溶けるとゲル状になります。
ゲル状態になることで、胃の中の食べものをつつみこむことができ、さまざまな健康効果が得られます。

☆水溶性食物繊維は動物にはほとんど含まれておらず、植物性食品に多く含まれていることから、近年の日本人の食生活では、不足しやすい成分の一つになっています。
厚生労働省によると、一日の食物繊維の摂取量は、成人で20g~25gとすることが望ましいとされていますが、日本人の平均は14.3gとなっています。その中でも15~50歳の平均はわずか12.9gです。


水溶性食物繊維が胃の中のたべものを包み込むと…

・食べ物が胃や腸を移動するのがゆっくりになり、消化・吸収がおだやかに
→ 血糖値の急激な上昇を抑える (糖尿病予防効果)

・コレステロールとくっついて、そのまま排出してくれる
→ 血液中のコレステロールが高くなるのを防ぐ (生活習慣病予防効果)
→ コレステロールが原因の胆石を予防

・水溶性食物繊維中のさまざまなミネラルが、腸内の善玉菌のえさになる
→ 善玉菌が腸内で優勢になり、便秘が解消される
→ 老廃物が排出され、肌がキレイになる
→ 大腸が健康になり、病気を防ぐ(免疫の70%は腸がつくるそうです!)

また、一説によると日光にあたったり、好きなことに集中したときなどに出るホルモン=幸せホルモンといわれる「セロトニン」は、脳より腸で作られるそうです。
普段から食物繊維をとって、腸と心を健康に保ちたいものですね。

暑さで食欲がいま一つのときも、ネバネバ食材がもつ適度なとろみは、のどごしをよくし、食欲を促します。
ネバネバ食材で胃腸をととのえ、健康で元気にすごしましょう!

イメージ図

(コラムの最後に『ねばねばてんこ盛りそば』のレシピを
 掲載しています♪)



「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」について

食物繊維には、今回の特集の「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」があります。
不溶性食物繊維は、成熟した野菜に含まれる糸状にながい筋で、ザラザラ、ボツボツしているのが特徴です。穀類、野菜、豆類などに多く含まれています。
水にとけず、体内の消化液で消化されることもないため、そのまま排出されますので、何の効果もないように感じてしまいますが、不溶性食物繊維は保水性が高いので、お腹の中で水分をすって膨らみます。大きく膨らむので満腹感を得やすく、食べすぎを防ぐことができます。また、よく噛まなければいけないものも多い為、満腹中枢を刺激し、食べすぎを防ぐことでダイエット効果が期待できます。
さらに、不溶性食物繊維が水分を吸収して大きく膨らむと、便の量をふやしつつ、便の量を適度な硬さにしますので、便通の改善にも効果があります。
不溶性、水溶性ともに、人が作り出せないミネラルをたくさん含んでいます。食物繊維は種類もいろいろあり、生理作用もさまざま。
いろいろな食品から複合的にさまざまな食物繊維をとりましょう!

「水溶性食物繊維」が多く含まれる食品
納豆、オクラ、海藻類、昆布、わかめ、とろろ昆布、こんにゃく、アロエ、根菜類、やまいも、ごぼう、干しあんず、オートミール、干しそば、プルーン(乾燥)、干し柿、エシャロット、らっきょう、かんぴょう、きくらげ、抹茶

「不溶性食物繊維」が多く含まれる食品
いんげん豆、おから、ひよこ豆、グリンピース、小豆、大豆、玄米、しそ、えだまめ、モロヘイヤ、西洋かぼちゃ、きくらげ、エリンギ、えのきたけ、緑豆、はるさめ、さつまいも、こんにゃく、干しがき、アボカド、ブルーベリー、せん茶、紅茶、とうがらし


アクアヴィの視点

食物繊維は、動物性食品にはほとんど含まれません。
アクアヴィ原料開発者の平井氏がよく仰ることのひとつに、「植物が栄養を吸収するのは根から、人間が栄養を吸収するのは腸から」ということがあります。「どちらの吸収も、根の周りにいる微生物、腸にいる微生物がいないと出来ず、人は微生物に生かされている」とよく説明をされます。
どうすれば腸の環境がよくなるのかという話の際には、人間から出来るだけ進化の過程で遠いものを食べなさいとおっしゃいます。
それは、進化の過程で遠いものほど、人間が自分では作り出せない豊富なミネラルがあり、腸内の善玉菌のえさになり、腸内環境がよくなるから。
また、平井氏がよく語っている、「白米より玄米、白砂糖より、色のついた砂糖、といった何でも精製の度合いが低いものを選ぶと体内環境によい」といったことについても、白米などの白いものにはミネラルも水溶性食物繊維もほとんど含まれていないことがあげられるようです。
白米と玄米を半々にしてたいたり、水を多めにして炊いたり、夜6時間ほど水につけておけば、さほど硬さは気にならず、味わい深いご飯を食べることができます。また、お砂糖をてんさい糖やサトウキビ糖に置きかえるだけで、白砂糖よりずっとミネラル豊富で健康的なお砂糖をとることができます。ぜひ生活に取り入れてみてください。

簡単レシピ ねばねばてんこ盛りそば

[材 料] ひとり分
蕎麦ひとり分、めんつゆ適量、卵1個、油揚げ1/2枚、メカブ適量、なめこ適量、オクラ2~3本、納豆1パック、長ネギ1/4本、生姜適量、(ごま、韓国のり、のりなどはお好みで。長芋をトッピングしたり、生姜のかわりにワサビなどもあいます)

[作り方]
1、たまごを冷蔵庫から取出し、常温にしておく(温泉卵の作り方につづく)
     2、オクラは熱湯でゆで、冷水でさまし、水を切って小口切りにし、
       納豆のたれと納豆と一緒にまぜておく
     3、なめこは熱湯でさっと茹で、冷水でさまして、水を切る
     4、油揚げは、トースターで両面をきつね色にサクサクに焼きあげる
     5、メカブはメカブ用のダシと一緒にまぜておく
     6、ねぎを小口切りにする
     7、生姜をすっておく
     8、(温泉卵の作り方)鍋に水500CCを沸かし沸騰したら、水100CCを加え、
       1、で常温にした卵をゆっくりお玉などで鍋にいれ、火を止め10分置いておく。
       10分経ったら、卵を取り、冷水でさます
     9、そばを茹でぬめりが取れるまで洗ったら、全ての具をトッピングして出来上がり。

     ◎暑い季節は冷たいつゆ、寒い季節は温かいつゆでどうぞ!
      温かいおそばの時は、ゆで湯を別のお鍋・ボウルにとっておき、
      再度そばを温めてからお湯切りをして盛りつけして下さい。
     

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